
①プッタネスカの歴史
名称の意味としては「娼婦風パスタ」という意味のパスタ。名前の由来としては諸説ありますが、一般的に広まっている由来としては「娼婦が忙しいお昼時に自分たちの昼食として魚介類や野菜類などをごちゃ混ぜにして作ったパスタ」や「刺激的な味わいが娼婦の様に思わせるパスタ」などがあります。名前の由来の通り有り合わせのもを和えて作る様なパスタですのでイタリアの家庭料理の定番の一つとして昔から親しまれています。
またナポリではこのパスタのソースはマリナーラとも呼ばれていて、1950年より前ではこのプッタネスカとは呼ばれていませんでした。またナポリでは仕上げに粉チーズではなく炒めたパン粉をかけて食べていました。
②プッタネスカで使う材料
プッタネスカの主な使用材料としては、アンチョビ、ケッパー、オリーブ、唐辛子などをトマトをベースにしたソースで和えて作ります。本場イタリアの家庭では基本的に常備されている食材で作るパスタですのでこれらの使用食材が昔からイタリアの家庭で親しまれているという所以になってます。
また日本のレストランではこれらに加えてニンニクや粉チーズ、仕込んだトマトソースで作って提供される場合も多くみられます。
③プッタネスカの作り方
・パスタ 1人前100g
・ニンニク 1かけ(つぶし)
・オリーブ輪切り 3粒ほど
・アンチョビフィレ 1枚
・ケッパー 5g
・唐辛子 1本分(半分にして種を取っておく)
・トマトソース レードル一杯分(作り方に関してはこちら)
・ピュアオリーブオイル 適量(大さじ1ほど)
・粉チーズ 適量
・胡椒
・パスタ湯(塩分濃度1%)
1.ニンニクを潰しフライパンにいれオリーブオイルに浸らせながらじっくり弱火できつね色になるまで炒めます。
2.オイルにニンニクの香りが移ったらアンチョビフィレ・ケッパー・オリーブ・唐辛子を加えて中火ほどで炒めます。アンチョビは火にかけると簡単にほぐれていくのでそのまま加えても問題ありません。
3.トマトソースをレードル一杯分ほど加えコショウをしそのまま軽く煮詰めます。
4.パスタを茹でます。
5.パスタが茹で上がったらザルでよく切り、ソースに加えます。火にかけパスタ湯を加えて沸騰させながらパスタとソースをよく和えます。
味見をしてよければお皿に盛り付けて仕上げに粉チーズをお好みの量振りかけて完成です!(パスタ湯に十分塩分が含まれいるのでソースには塩で味を付ける必要はありません。)
いかがだったでしょうか?オリーブやケッパーなど日本の食卓には少し馴染みの無い食材を使ったパスタですが、食べてみるととても刺激的な塩未とピリッとした辛みが病みつきになって非常にクセになるプッタネスカ。ぜひご家庭でも一度作ってみてはいかがですか?